今日は父と一緒にゴジラ-1.0を見てきました。
いやー、僕は戦後日本の映画というものは、被害者史観を持った作品が多いと思っていたので避けていたのですが、本作はゴジラと戦うということで、歴史史観とは別の切り口を持った作品だと思い見たら、これが面白かった。
戦後映画にもかかわらず、国勢やら○○人というのは省いて、ごく普通の逃亡兵を中心として、戦争がもたらす影響や、傷ついた人々が繋がり、また奮起して生きていく。
こういうテーマは心にくるものがあります。
ただ、僕としては、ゴジラとかキングなんたらとか、5歳の頃におもちゃ箱に入っていたかな~
というくらいの認識しかなく、イマイチそれが何を象徴するのかのイメージが固まっていなかったので、終始「ゴジラ必要あるのか?」と思っていましたが、人々の生への強いエネルギーを表すとき、ゴジラという強大な敵が必要だったんだと考えれば納得できます。
後ろに居た、席をバンバン蹴ってくる兄ちゃんも帰り際には涙していました。
どんな人でも、奮起して頑張るというテーマは刺さるのではないでしょうか。
そんなところです、いやー良かったなぁ。主人公にも感情移入できますしね。
話は変わるんですが、父と久しぶりに出かけたんですよ。ゴジラの映画でね
引きこもりを始めて数カ月くらいかな、その頃に旅行に行ったきりで、僕が外に出なくなってたので、中々家族で出かけるというのは無くなっていたんです。
少し申し訳ないね。
だから、少し緊張していたんですが、思いのほか気を張らずに楽しめました。
というか・・・家より気楽に話せましたね。
やっぱり僕って、家族が数人いると、中々個性が抑圧されてくるんですよ。
人間関係全般にも言える事ですが、一対一だとベラベラ喋れるんです。
複数人だと、よほど親しくないと聞く側に回ることが多いかな。
まあだから今日は楽しかったんです。
少し・・・険悪ではないんですが、交わす口数も多くはない相手でしたので、今日で少し打ち解けられたんじゃないかなと。思いますね。
帰り際に寿司も食わせてもらいました。いやー懐かしの味で上手かったな。
昔も何回か連れてきてもらったことがあるんですよ。
そうそう、わさび入りの寿司を食えるようになってたんです、それを話すと、大人になったなと言われました。どんな感情なんですかね、息子が大人に近づくのは。
ただ、わさびって粘膜に付着すると染み入るような痛みがありますよね、あれはなんなんでしょうか・・・
まあでも、わさび入りの良さがなんとなく分かりましたよ、多分「なんとなく良い」で皆食ってるんじゃないですかね。
もう少し細かく言語化すると、味覚というより刺激でしょうか、その刺激の感覚が撫でられた猫のようなよがり方をして、なんだかクセになるんですよ。
それが素晴らしいなぁと、ええ。
まあそんな感じで楽しい半日でした。
では今日はこの辺で、お疲れ様ですた。